第1章 レストラン

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始まりは、アルバイトのウェイターをしてた頃だった。イタリアンの小さなレストラン。お皿を洗ったり、飲み物を作ったり、イタリア語がわからなくて、イタリア語でお願いします。と言った後にお願いします。と日本語で伝えたら、厨房の人に笑われた。 制服に着替えて緊張しながら挨拶をした。 「おはようございます。」 「おはよう、今日はドリンクから教えるから」 べっちゃんと呼ばれる先輩に仕事を教わり、カプチーノを作ってもらった。作りかたをみて、次に自分が作って試飲。 「俺のも作って」 誰かは、わからず厨房の方ということだけ。 小さく、「どうぞ!こちらにおきます。」
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