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はじめに
偶然にも、ここへ足をお運びいただき、このページを開いてどれどれと読んでくださっているあなたへ、ようこそいらっしゃいました。
本当ならお茶の一杯でもご用意したいところなのですが、あまり時間もありませんので、お恥ずかしながら充分なおもてなしは出来そうにありません。
ですが、せっかくの機会です。
せめてひとときでも、あなたのひまつぶしになるように、ちょっとしたお話しをさせていただけたらと思います。
きっと興味を持っていただけるんじゃないかなぁ…とは思うのです、僭越ながら。
では、これから私が、何についてお話しをさせていただくかと言うと、それは…『予知夢』についてです。
『予知夢』…それがどんなものか、あなたはご存知でしょうか?
まあ、言葉そのままで、予知する夢…それが『予知夢』ですね。
私は、この『予知夢』について、これまでの人生…大げさに言ってしまうと、ずっと悩み続けてきたのです。
ですから、これから私が話すことを、ぜひともあなたに聞いていただき、意見をうかがいたいたいのです。
私は、おかしいのか間違っているのか、それとも、もっと別の何かが間違っているのか…。
何十年も考え続けて、出てくることのない答えのヒントを、あなたからいただくことはできないかと、期待しているのです、私は…。
では、これからお話しすることを、ぜひともご拝聴いただければと願います。
…ああ、でもその前に注意事項をお伝えいたします。
ここからの話は、実在の人物が関わる内容となりますので、その都合上、いくらかのフェイクを混ぜさせていただきます。
この話のどこまでが現実で、どこまでが虚構であるのか、その割合をお伝えすることはできません。
ですが私を信じていただけるのならば、これから話すことは、限りなく本当に起こった出来事なのです。
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