ことばあそび1

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「先輩。」 「何だね。」 「好きです。」 チラリと切れ長の目がこちらを向いた。 「どれくらい?」 「難儀なこと聞きますね。」 「なら、まだまだだな。」 先輩はそう言って手元の本に視線を落とす。 もう、先輩ったらつれない。 私は、わざと頬を膨らませて拗ねてるアピールをした。それはもう全力で。
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