ことばあそび1

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私の身体中にはもう手遅れなくらい、先輩の毒が回っている。 「先輩。」 先輩がこっちを向く。 決して健康とは言えないその白い肌は、背景の白い壁と同化して今にも消えてしまいそうだ。 「好きです、先輩。」 「知っている。」 先輩は絶対に好きとは返してくれない。 けれど、そのかわり私の好きをきちんと受け止めてくれる。 その証拠にほら。 先輩の手元には、秀麗な先輩には似合わない恋愛小説が存在する。 ……そういうところも可愛すぎてずるいんですが?先輩。
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