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鬼は正面にある、建物に消えていった。
「ほら、もういいでしょ。
帰るよ。」
手をグイッと引っ張る。
悟はその手を振り払う。
鬼が入った建物はキッズクラブ側からは見えなかったが、塔のように高い。
最近仮面ライダーに夢中な悟。
敵役の本拠地が今目の前にある塔に似ている事もあり、余計に興味をそそられているようだ。
「ねー!悪のサマリン倒しに行こうよー!」
「あそこにサマリンいないよ。
あそこは偽物のお城!さ、帰ろう。」
「ヤダ、僕はサマリンたおすんだー!」
完全に成りきっていて、歯止めが効かない。
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