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俺はこの感覚を初めて知った。
今までだってそりゃあ人との触れ合い関わり合いがあれば起こりうるだろう経験はしてきている。
だが、この感情は何だろうか。
眼の前の人が目に入った瞬間キラキラと世界が輝き出した。
まるで少女漫画だ。
そんな少女漫画みたいな事あるわけ無い。
適当に付き合って結婚する。
それが当たり前だと思っていた。
眼の前に居るのは男だ。
俺は男が好きだったのかと一瞬悩もうとするが、今まで女と付き合って混じり合っていたのだからそんなことはない。
青年はボーっと突っ立っていた。
少し意識が覚醒したのか、取り敢えず自分の求めている本の元へ歩いていく。
そして手を伸ばす。
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