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友人は黒くなってしまった
それでもやっと色がついたのだ
喜べよ、と僕は言った
君は羨ましいの?この色が?
友人が泣きそうな顔で僕に言った
もしかしたら僕は言ってはいけない事を言ったのかもしれない
その日から友人に会うことはなくなった
噂では家に引きこもりっぱなしだとか
僕は見舞いに行った
友人の両親は僕のことを知っていて部屋に上げてくれた
友人はベッドに包まって出てくる気配はなかった
また来るね、と告げて帰った
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