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僕は懲りずに毎日通った
もはや意地だった
出てくるまで僕は絶対に通い続ける
そう言ったら友人が布団から顔を出した
そんな気がしてたんだ、と友人が久しぶりに喋った
僕は感動で涙が出そうだった
それから友人は普通に話してくれるようになった
黒色になってから周りに疎まれたと教えてくれた
だから信じていた僕に色がついてよかったと言われて悲しかったんだ、と
申し訳ない事をした
僕には色がつかないから仲間だと思っていた友人に裏切られた気がした
あの時の言葉は友人を傷つけていたのだ
僕はごめん、と小さな声で誤った
友人もごめん、と謝った
僕たちは仲直りした
そして色について考えた
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