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「……落ち着いた?」
「ごめん……、ごめんなさい……。」
来た時にもらった水を飲み、なんとか少しづつ落ち着いたがもう情けないのと恥ずかしいのとかが一緒に来てましにはなったがまだ情緒不安定で余計なことを口走りそうで怖い。
「百合、さっきはああ言っちゃったけどゆっくりでいいから。」
「違うんです違うんです、ただ……、」
「ただ?」
「ふ、……不安に、思っちゃって……。」
「え?」
駄目だもう口走ってる。
そう思うが先か口が先はもう分からないが無意識に自分が勝手に引いたラインは崩れてポロポロと言ってしまっている。
「ま、前も言いましたが男の人と、付き合うのが初めてで、どうしていいかわからなくて、……ちゃんとわ、私も好きって伝わっているか不安で……そ、そこ、から……。」
やだ、止まったのにまた涙出てきた。
「……い、いつも、………エ、エッチのとき……一回しかしてくれないのが、不安になっちゃ、って…。」
ここまで言って顔も見れなくなって手を覆って余計に涙が出てきた。
言っちゃったよ、どうしよ、鬱陶しい女だと絶対に思われたし嫌われたと思う、どうしよう別れたくない、離れたくない。
どんどん不安の波が襲いかかってくる。
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