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次の日になり朝から慌ただしく書類と格闘しやっと収まったと思い時計を見ると11時を少し回ったところ。
昼休憩には早くかと言って下手に書類に手を出すと潰すしなーっと思いま、まずは珈琲でも買うかと思い一階上のドリンクコーナに行くことにした。
オフィスのすぐ前に階段あるのはありがたいのだが出社時とかはエレベーターを使うのでエレベーターホールから少し離れているのは少し難点。
スーツの前ボタンだけ外しスマホをポッケに入れ小銭入れを手に持ち階段を上った。
あ、ついでに朝買った缶珈琲の缶も捨てるためにもってこれば良かった、今思い出すだなんて馬鹿だなー。昨日は昨日で帰りにドラックストアに寄って目薬と歯磨き粉買うの忘れたし慣れない色恋沙汰を少し考えるとやっぱ抜けるなー。
そんな感じで脳天気に階段を上り踊り場に差し掛かる。
その時。
「、きゃっ!」
「お、っと…。大丈夫?」
「す、すいません…。」
上から少しよろけた女性社員がバランスを崩し俺にダイブする形になった。
彼女を受け止めることは出来たがその拍子に俺が持っていた小銭入れと彼女が持っていた書類数枚を落としてしまい静かだった踊り場は小銭が落ちる高い音と紙のが落ちる音が少し響いた。
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