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「はるさん、頑張ってくれて嬉しかったですよ。本当にありがとうございます。大好きですよ!!」
……。
あぁー…もうっ。本当にずるい…笑。
こんなの言わされてるようなもんじゃないか。はぁ……。
俺はえへへぇ~と笑いながら前を歩く小雪にゆっくり近づき…。
後ろから、抱きついた。
「は、はるさん?!どどどっどうしたんですか?!」
「小雪。好き…。付き合って欲しい………です。あ、えっと、おねがい……します( 〃_〃)」
「…。もう、はるさんらしい弱々しい告白ですね。そんなとこも大好きですよ。これから『も!』よろしくです。陽さん!!」
笑う小雪に対して、俺はちょっと涙目になっているのを多分、この先忘れないと思う。
夕焼けの中、二人でやったぁ~!と叫びながら帰ったこの日も。実はこのあともう一度告白して、噛み噛みで唇を噛んでしまうことも。3年後のクリスマスに「毎年、クリスマスは俺が小雪を幸せにする」って宣言することも。小雪の身長がこれから2mmしか延びなくて結婚したあと「小っちゃいな~」言って腹に強めのグーが入ることも。
人生それぞれ。小雪とこれからも一緒にいたいな…。
完。
キャラクター
橘 小雪(『ザコすぎる焼きもち彼女』の彼女)
佑月 陽輝(『ザコすぎる焼きもち彼女』の彼氏)
松本 来未(二年一組の委員長)
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