押しに弱いゆづき君

5/10
前へ
/10ページ
次へ
あ、この茶番劇?続くのね…笑。谷口なんて隣でモンハンやって「よし…ナンパするか」。とかゲームの本質完全無視のこと言ってるけど。 少し照れながらゆづき君はうなづき、廊下に出ていった。 ピシャ。扉が閉まると廊下では小さく声が聞こえるものの何をしているかはよくわからなかった。 あ、そこの笑ってる人。間違ってないから、もっと大きく笑いなさい。 「では、皆さん!少しお待ちください!」 橘さんは少し嬉しそうにそう言うと後ろを向いてフンフンフ~ン♪と鼻唄まじりに黒板に何かを書き出した。 まじでどういうことなの…。え、ってかなんか待つの?。 そして数分… 「おーい…お前らー。回復薬持ってるやついないかー。なんかこの女が回復薬を900個ご所望だ。」 「先生……担任に向かっていうことじゃないと思うんですが……帰ってください。もしくは脳外科に行って解剖されてください」 「出来たわよー!!」 担任がナンパに失敗して回復薬900個奪われて泣いていた頃、廊下の扉が勢いよく開き外から委員長が入ってきた。そしてなぜかどや顔だ。 橘さんは黒板から扉の方を向き、 「出来ましたか!さすがです!」と委員長の両手を掴みブンブンと振り回す。委員長も嬉しそうだ。 と、まあそれは置いといて…。 あれはなんなんだろう……笑。ちょっとその外見?を言うからさ。ちょっと皆も考えてみて笑。     
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加