押しに弱いゆづき君

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さっきまで橘さんがいたところの黒板には豚のような、貞子のような、大仏のような絵が描かれていた。 もう一回言う。なんなんだあれは…笑。悪魔か何かだろうがなんにしてもおぞましい。 「私、待ちこがれすぎて『委員長』の絵を描いてしまいましたよ~」 あれ、委員長なの?!?!。 作品名『魔王バベルギヌス』とかそんなんじゃないの?! 「へー。うまく描けてるじゃない」 これうまいの?!これうまいの?!、遠くから見たら丸められたティッシュだよ?! 「あ、そうだ。こんなことしてる場合じゃないですよ!。早くゆづき君を!」 「あ、そうね!待ってて。今、振り付けも練習してたのよ!」 ふりかけ…?。今、何て言った? ガララ。 ゆっくりと扉が開き、次は外からオレンジ色の何かがスタントマンさながらのアクションで飛び込んできた。 (動きはご想像にお任せします笑) 「キュピ~ン!。聖なる魔法であなたのお野菜、促成しちゃうよ!?。キュアパンプキン!!」 ………。 ………。 ………。 え…なにあれ。めっかわ…笑(めっちゃかわいいの意)。     
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