後書きは、わたしが、、

1/1
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ

後書きは、わたしが、、

「あのね・・・」 と、言うと、、座りながらうつ向いて、、 あなたが 浅く、早い呼吸をした後に、、 続く この時間・・ 短い髪を、耳にかけながら、 決心を固めた、あなた・・ 私に、眼差しを注ぎながら。 言葉を選んでいる。 私は、立ちすくみ 座っている。 あなたを・・ 目線をさげて見つめる。 「どうした?」 続く言葉が気になるよ、 「・・・今やめると決めたから・・ やりきったよ・・・」 「えっ!・・・」 となるが、あなたの顔は今にも 泣きそうだから、、なにも、言えなくて、、 長い間 、、沢山色々。 苦労したのに・・大変な思いしたのに・・ 「やめるのか?」 バカみたいに それしか、言葉が見つからない・・ 別れなのか? これも、、切なくなる。 「旅立つから、見送ってくれるよな・・」 何て。苦笑いしている。 そう・・良かった…前向きだな。 しかし、でもが尽きない。 が・・言えない。 「お前が、それでいいなら。仕方がないな…」 さみしさが 込み上げる。 「明日から、12月だよ…今年も終わるな…」 何だか、触れられない この感情、 握り潰しながら、並んでいるだけ…… あなたの人生に、絡めて良かった。 今からでも、数少ない、私の友達にしてやろう そして、この5年という年月で、あった事を 後書きにして、送ってやるよ、、 一冊の本の終わり、 後書きは、その本を、愛する人が書くんだろ? ・・・・・ 今、、並んで、、たたずんでいる。 長い時間 私を、知る あなたと、、 肩を並べて、、それを、、知る。 寂しさは、突然、訪れては、、 私を、置いて行ってしまう・・・・
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!