ある日の 南多摩高等学校文芸部の部室にて

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ある日の 南多摩高等学校文芸部の部室にて

【 コンタクト 】 目に異物を入れるのは恐怖でしかない/体が乗っ取られたりはしないのか 「おもしろいアイデアじゃない/コンタクトレンズに仕込まれた小さな機械で・多くの人間をコントロールしちゃおうって・なんかSFっぽい」 「そうですか」 「コンタクト自体が・宇宙から来た生き物だとか それで・自分の左目と話をするの・『ヒダリアーイ』とか呼んだりして」 「それ・聞いたことがあります」 「まあ・機械の方にして・試しに書いてみたらいいんじゃないかなぁ」 「無理です」 そんな才能は・絶対に無い・が 先輩の眼鏡には・何かのパワーを加速させる機器がついていると・ 思ったりはする
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