せかい

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 はじめに私たちがおとずれた氷のイース国は、その二つ名の通りとってもさむいところでした。    持っていった食べもののほとんどがこおってしまいました。  イース国の人が火の点け方をおしえてくれなかったら、しんでしまうところでした。  やまないふぶきの音を聞きながら、毎日みんなでふるえて夜を明かしたのをおぼえています。  雪山をこえるときに、ヴァットはなだれにのまれてしんでしまいました。
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