ガーディアン

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ガーディアン

科学と魔法と超能力が存在する世界。 魔法、超能力と呼ばれる力は誰もが有しておらず、持たざる者らが科学を発展させてきた。 科学と超能力の二つどちらが優れているかというならば科学であろう。超能力は結局のところ人間の反射神経、精神力の限界が存在する。例えるならいきなり銃を背後から急所に撃たれたら誰だって死ぬ。目の前で撃たれたところで反射が追いつくわけがなく死ぬ。そういう事だ。 だが例外もある。 撃たれても死なない者、撃たれても回避できる者、人間でありながら人間の能力そのものの常識を超えた力は魔法と呼ばれ、魔法を扱える者たちは魔法使いと呼ばれた。 超能力者達の人口は持たざる者達とそう変わらない。けれど魔法使いにまでなるとそうは多くなく、またその力の強さゆえに厳重に管理され、多くは力を生かす為に国家の治安に勤めた。 魔法使い達は持たざる者にも超能力者達にも畏怖の対象で、世に出て魔法使いとして活動する際には正体を伏せる為に覆面を義務付けられている。彼らは時に国家の治安維持とは別に魔法使いの安全なイメージ作りの為にしばしばチャリティーイベント、パーティーなどを企画され、個々に魔法使いのファンなども存在していた。     
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