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「万雪ちゃん、いらっしゃい。今日は楽しんで行ってね。」
「はい。」
洋食のお洒落なお店ラセリア。知人の旦那さんがシェフをしていて奥さんと縁があって知りあった。
「え!?万雪じゃん、久しぶり。何年ぶりだっけ?」
明るくサバサバした性格のヤンキー姉さん。悪い人じゃない。私にとっても。
「二年ぶりですね。綾歌(あやか)さんも参加ですか?」
「そうなのよ。早く彼氏欲しいしね。誰かいい人いたら教えて。」
「分かりました。」
と、綾歌さんは私の隣の席についた。その左前には…
「幸美(ゆきみ)!?」
「…久しぶり。」
気まずい感じの幸美。私は、ごく普通にしていた。綾歌さんが、幸美を不思議そうな目で見ていた。
「ねぇ、あんたさぁ。万雪と知り合いみたいだけど、何かあったでしょ?」
「綾歌さん、皆見てますよ。幸美、ごめん。綾歌さん悪気ないから気にしないでね。」
「…分かった。」
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