婚活パーティー

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テラスに出ると、お天気も良くて気持ち良い。それに、花が色鮮やかに咲いていてここで結婚式の二次会をする人も多いとか。 「緊張してますか?」 「初対面だからってのもあるし、婚活パーティーに参加するの初めてだから。」 「そうなんですか。万雪さんて、見た目クールでミステリアスな美人さんだなと思って気になって前の席に座りました。」 伊波さんは、ニコニコしながらたまに意地悪な微笑が聞こえてくる思った事を口に出すストレートな人。 グラスの飲み物をグッと飲み干した。 「…どうして、婚活パーティーに参加されたのですか?」 「一人ぼっちが寂しかったからですよ。それに、出会いも欲しくて参加しました。万雪さんはどうしてですか?」 「シェフの奥さんと知り合いで参加してと言われて、奥さんにはよくしてもらってますから恩返しもあり、初めて婚活パーティーの雰囲気が気になったので参加しました。」 彼氏もいなくてまずはお友達作りからの参加ってのもあるけど、気楽な気持ちだった。 「飲み物入れて来ますよ。何がいいですか?」 「アイスティーでお願いします。ストレートで。」 「分かりました。」 グラスを伊波さんに渡した時に手が触れて顔が赤くなった。久しぶりに触れる異性の手にシャイな私の性格が顔に出てしまった。 「…ごめんなさい。」 「いいえ、大丈夫ですよ。」
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