正義と悪は紙一重

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ーーー 私は海溝潤実(うみみぞうるみ)、物陰に隠れて今泣いているところだ。 先程までお局に怒られていた所謂(いわゆる)鈍臭い従業員とは私の事だ。 胸張って言える事じゃ無いけどね、でも私は決して怠けているとかそんなのじゃない。 ここに勤めてもう二ヶ月近くなんだけど一人前の事が未だに出来ないでいる、だから皆に目を付けられて陰口や罵声に耐えている状況だ。 それに人前で上がってしまう性分な為人と話す事も出来ないでいるから、友達も出来ない。 知恵袋で友達作れと、積極的に話せと散々言われるけど私は貴方達のようには出来ないのよ! 挨拶しろ?してるわよ! ごめんつい声を荒げてしまった…私はこうも叫べないので人目につかない暗い場所に隠れてパンをかじりながら泣いていた。 KEIさん…助けて…。
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