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「ところで潤実ちゃん、君にお願いがあるんだ!」
キャシー君は急に真面目な表情になって私に放つ。
「な、何?」
半ば戸惑う私、一体なんのお願いなんだろうか…。
こんな私でも出来る事だろうか?
出来る事であってほしい。
「僕と契約して…」
ーーー
そこで夢が途絶えた。
「んあ…私いつのまに…」
私は机に突っ伏して寝ていた。
ふと時計を見る。
「いけない!お昼が終わっちゃうわ!」
私は慌てて持ち場に戻った。
「貴女一人のお陰でみんなが困るって何度言ったらわかるの!!」
「ごめんなさいっ!」
お局に頭ごなしに怒られひたすら平謝りをする私。
正直言うと会社は辞めたい。
しかし給料が良いのと一人暮らしで実家とも疎遠な為辞めるに辞めれない状況なのだ。
それにしてもキャシー君が言ってたのは何の意味があったのかな?
夢なのにリアル感があり仕事中もその事で頭がいっぱいだった。
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