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12月になりました
珈琲がますますおいしくなる季節です
珈琲豆を焼いていると、時折、小さな石ころに出会います
黒かったり茶だったりしますが、どれもからからに乾いています
もちろん、丁寧に丁寧に、豆から取り除いていくのですが
今朝は、白い石ころを見つけました
僕はどうしても、この小さな闖入者達を捨てられず、ガラス瓶に採って置きます
君は遥かブラジルから、ほぼ一年もの時間をかけて、ここに来たのか
ここは君の国と違って、寒くないか？
とても寒いから、早く焼いてくれよ
そんな声が聞こえそうです
珈琲豆の原産国の多くは、貧しい国々です
見たことのない巨大な珈琲農園を思い描き、そこで働く人々に思いを馳せながら、今日もせっせと豆達に火を入れます
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