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私と同時に驚愕の声上げた人がいた。その声は女性のものだったのでもう1人は香李さんのものだと分かった。 突然の告白に驚きバッと高森先生を見つめた。 当の本人は相変わらず無表情……いや、無表情に見えるがちょっと顔が赤らんでるような……。 「だから、もう束爽のことは完全に受け止めてるし、司さんに対する気持ちも、もう吹っ切れてるんです」 「そ、そうなんですか…」 「そう。だから司さんにも謝りたいの」 そう言い終わるのと同時に警官から「行きますよ」と言われて美代さんは席を立った。 美代さんが「それじゃ」と告げて去っていこうとした時私は立ち上がって彼女に告げた。
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