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「はは、そうだったね」 “アレ”とは俺と中也さんの結婚式のことだ。入籍したのはいいが、俺たちはまだ式を挙げていない。中也さんは別に挙げなくてもいいとは言っていたが俺はやっぱり挙げたい。 それを聞いた美羽ちゃんは秋人さんに相談をした結果、中也さんには内緒でことを進めようとなった。 秋人さん美羽ちゃん、アトリエのみんなで俺や中也さんの服を作ると言ってくれた。それを聞いた俺も何か手伝えないかと申し出たが、美羽ちゃんが… 『大丈夫です、私達に任せてください!司さんはお兄ちゃんに似合うとびっきりの指輪を探してください!』 そう言われた俺は自分で指輪をデザインすることに決めた。この3ヶ月いろんな指輪を見て、何度もデザインを描いては捨ててを繰り返し、苦戦しながらも最後は満足のいくデザインができた。
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