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「司、一緒にどう?」
そう言ってワインボトルを目線の方までかざした秋人さんに俺は首を振った。
「いや、止めときます。司羽を抱いたまま飲みたくないので」
「ああ。そういえば今日は司羽はその体制が落ち着くんだっけ」
よくご存知で…。
秋人さんのためにキッチンからワイングラスを取りに行き、それを彼に手渡した。
嫉妬しても仕方ないと思う。何せ中也さん達は俺より秋人さんとの時間の方が多く過ごしている。
俺が知らない中也さんや司羽のことを知っていても仕方ない。
でもヤキモチは妬いてしまうもので…
それに俺も時間が限られてるから、出来る限り誰にも邪魔されず、もちろん美羽ちゃんは例外、中也さん達と過ごしたいが…
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