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「そりゃ、今言ったんだから聞いてないのも当たり前じゃん」 「でも今秋人さんが住んでるアパートの方がアトリエに近いじゃないか」 「…んん?」 いくら信用してる秋人さんでも男女が1つ屋根の下で暮らすというのは賛成しかねない。 「今のアパートは引き渡せばいいし、それに僕がここに住めば美羽ちゃんを1人にしなくて住むでしょ?」 「それはそうかもしれないけど…やっぱりその事は美羽と一緒に話し合ってから…」 「え?ちょっと待って…!」 秋人さんと言い合っていた中、突然司さんによってストップをかけられた私たちはお互い司さんの方を見つめた。 「ど…どうして中也さんは秋人さんとは敬語で話してないの…?」 「っ……」
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