第三章 巡り会い

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俊side 俺は愛というものがわからなかった。麗奈に出会うまでは……。 俺は、今日パーティーに、呼ばれた。 顔を出す気なんてなかったのに、髭オヤジが行けと命令しやがったから、仕方なく出てやった。 パーティー会場に入ると、それまで騒がしかったはずの会場が一気に静まりかえった。 こんなのはもう慣れている。 しかし、会場内が俺に注目していても、1人の黒に身を包んだ女は、俺ではなくガラス越しの月に見とれていた。 あんな女がこの世に存在するのか? 俺は、今までにないくらい興奮しているのを自分でも感じていた。 心からこう思った 欲しい
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