第五章  ついに

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「こんにちは、正志くん。 こいつをどうかよろしく。」 「わかってますよ宇京さん。こんなに可愛い人をお嫁にくれるなんて!嬉しい限りですよ。」 麗奈の夫となる正志が言った。 そのあとは、お父様と島崎さんで話がもりあがり、私は笑みを絶やすことはなかった。 そして、正志さんは私をずっと見ていた。 ニヤニヤしながら。 怖い。でも、そんなことは言っていられないから、ニヤニヤした顔に、微笑んだ。 「宇京くん、ここは麗奈ちゃんと正志を二人っきりにしてみてはどうかな?」 と、島崎さんが提案した。 イヤッ! 何か嫌な予感がするの 「それはいい案ですなー!」 と、お父様が提案に乗った。 そして、2人は出て行ってしまい、この部屋には正志さんと私だけになった。
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