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「せーつーなーくーん。」
語尾にハートがつきそうなくらい甘い声で呼ばれた。
気持ち悪い。
しかも、今日は麗奈お姉様が早くに学校を出てしまったから、話が出来なかった。
だからこう言う声を出されると、余計にイライラする。
「なにかようかな?」
「あのねー、今日はー、私と雪奈くんにとって邪魔者がいなくなる日よ!」
意味がわからない。
「そうなんだ。」
適当に返事をした。
この発言にもっと関心を持っていれば、もっと早くに麗奈お姉様のことが分かれたというのに。
今日一日、いつも通りの一日だった。
なんら変わらない。
いつも通りの日常。
そう思ってたのに………。
「麗奈お姉様帰ってくるの遅くないか?」
いつもはもう家にいるはずの麗奈お姉様がいない。
「雪奈くん知らないノー?
あ、これ、秘密だったっ!
危なーい。美香、おっちょこちょいだー。
てへ?」
秘密?何のことだ?
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