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とりあえず麗奈お姉様に電話をかけようとしたとき、クソ親父が帰ってきた。
「お父様っ!!
麗奈お姉様が婚約だなんて、どういうことですかっっ!」
感情の高ぶりが止まらない。
「あぁ、そのことか
今頃仲良くやってるんじゃないか?
それよりも夕ご飯を食べよう。」
ありえない……。
なにが仲良くなんだ?
どうして麗奈お姉様よりもご飯を優先にできるんだ?
「僕はいりません。」
そう言って、家を出た。
一刻も早く麗奈お姉様をみつけなければ。
プルルル、プルルル、プルルル……
電話をかけても出ない。
どうやって探そう、何の手がかりもないまま家を出てきたから、行く当てもない。
プルルル、プルルル…
麗奈お姉様、お願いだから電話に出てっ!
プッ!
出た!
「麗奈お姉様っ!
今、どこにいるんですかっ!!」
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