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俊side
「変わった。西条俊だ。」
「……本当にあの、西条さんなんですね?」
「あぁ。」
「どうして麗奈お姉様を助けてくれたんですか?」
「惚れたからだ。麗奈に。」
「惚れた…?あの、西条俊が?」
「悪いか。」
今までの俺だったら、絶対にありえなかったがな。
「悪くはないです。恋愛は人の自由ですから。
でも、麗奈お姉様が傷つくようなことがあれば、僕は西条俊だろうが許すことは出来ません。」
「あぁ。」
「麗奈お姉様を離さないでください。
これ以上ないくらいに愛情を注いであげてください。
お願いします。」
「言われなくともそうするつもりだ。」
「そうですか…。」
「麗奈に会いたくなったら俺に連絡してこい。
080-×××-×××だ。」
「はい。
ありがとう御座います。」
できた弟だ。
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