第1章 ラブホテルでバイト

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面接日。 世間は新年の挨拶廻り真っ只中、でも今は 物流倉庫で年中無休の仕事なため、 そのような苦労がないのがうれしい。 サラリーマン時代の新年は 「明けましておめでとうございます。  今年もよろしくお願いいたします。」の言葉 を1日100回以上言ったものでした。 昼の仕事が終わり17時30分頃  ホテルに到着。 大通りから少し入った大きなパチンコ屋に 隣接していて、会社から余りにも近いので、 誰かに見られないかと心配。 ラブホなどもう20年以上ご無沙汰して いますので何かドキドキしてきた。 どこから入れば良いのか、車は何処に停めれば 良いのかも解らない。 とりあえず、電話して車はパチンコ屋に 停めてフロントの看板がある所から2階に 上がってとの指示だった。 学生時代はカラオケパブやディスコなどで バイトしていたので、ちょっと危ない夜の世界は 経験済みなのですが、やっばり何か怖い。 まして ラブホの面接に行くことは鬼嫁や会社の 同僚にも言ってないので、何か有ったら誰にも 探してもらえない。 ビクビクしながらホテルの中に入る。
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