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そうして、卒業式となった。
「ヒナタ、あんたさ、この学校で結局優秀者になったね!凄いじゃん!剣術士の教師になったら?」
「そうだな!そのときは俺の子供もここの学校に入学させて、みてもらいたいなー!」
「ありがとー!二人のお陰で首席で卒業できる。でも、シータの子供は医術に進むんじゃない?」
シータは唸ると言った。
「子供に自由に選ばせるよ。例え"黒"で生まれたとしても、ヒナタのように"白"になれるようにしたいから。」
続けて、いつかこの世の中が"白"と"黒"の差が無くなると良いな。
そう呟く。
「お前らこれからも過ごしていきたい。だから、王国の中の人として暮らしていかないか?そしたら、医術に優れた者と剣術に優れた者が入るってことになって、良い国が創られていくと思うし!」
それから何年か経ってシータとリーは結婚し、"黒"のエル・ハンティーが生まれた。
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