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草木は枯れ果て、寂れた山肌。
曇天となった、漆黒の不気味な空。
急勾配の悪路が、勇者達の歩みを拒んだ。
・・・いつもよりも強力で邪悪な魔物の群れも、こちらの不意を付いて容赦無く襲いかかる。
いつもなら通常攻撃を仕掛けてくる魔物も亜種の種族なのか、呪術系の黒魔法を多用してくる。
山の中腹まで差し掛かり、現れたのが"魔王山脈"の番人。
勇者が交通の了承を得ようと説得を試みるも、番人は一向に耳を傾けようとしない。
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