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魔王に支える番人とも交渉が決裂し、皮肉にも戦闘が始まった。
番人は曾て、一つの王国を魔王と共に滅ぼす一歩手前までの経験がある戦闘に長けた悪の歴戦剣士。
当然、剣術使いの勇者との剣と剣が激しくぶつかる競り合いが続いた。
「何故、俺の故郷の街を滅ぼそうとした!」
「魔王殿はこの世界に大いなる力を宿そうとする志を持ったお方だ!
所詮は七光りの剣士に敗れる私ではない!」
「貴様は俺の父上の仇・・・
俺こそ、ここで敗れれば・・・
一緒に冒険してきた仲間達に面目が立たない!
俺は魔王を倒して、人々を救うんだ!」
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