追悼

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「お気持ちはありがたいのですけど、先程言われた通り病名がわからないのに歩けなくなることもあって、少しでも力を使う仕事はできないのできっとお役に立てずご迷惑をお掛けします」 と全力で役に立たないので無理ですと伝えた。 ところが、 「そがんた気にせんでよか(笑) 今は殆ど娘に任せとるけん、大体の話はしとく。 で、いつから来れるや?」 これだけ役に立たない上に絶対に間違いなく迷惑を掛けると予告しているというのに。 「いつからでも大丈夫です。 あと、バイト探しててちょうど履歴書も持ってます」 と言って履歴書を見てもらおうとすると、 「よかよか(笑) 面接はこいで合格たい!明後日朝9時までに店に来れるや?」 「はい!大丈夫です! 社長ありがとうございます。よろしくお願いします。 あと、おじちゃんたち本当にありがとうね」 これが(当時の)社長との出逢いだった。 15年くらい前だろうか…。
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