火照る身体と龍

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「大丈夫か」 覗き込まれた顔を 見ることも出来ないほど乱された思考と身体は 撫でられただけで 高みに押し上げられた つま先から迫り上がるような 体験したことのない気持ちよさが 身体中を駆け巡り やがて・・・ 泡が弾けるように収まった 「ハァハァ・・・」 肩で息をする身体を お湯が温める 「感度抜群」 指摘されるとは思わなくて 恥ずかしさのあまり 顔から火が出るかと錯覚するほど 身体中が熱く火照った 「やめ・・・て」 「やめる?これからが始まりだ ・・・洗うぞ」 覗き込まれた顔を もはや見ることも出来ないほど 乱れた身体と呼吸は 碧斗さんの指に翻弄される 熱く熟れたそこへたどり着いた指が 薄い茂みからスルリと滑り 何も受け入れたことのない内部へ入り込む 解すように動く指が 探るような動きに変わり 私の反応に合わせるように 性急に加速するそれによって 高みに押し上げられた 「あぁぁぁああああ...だ、ダメっっ、やめっ」 「我慢するな...力を抜いて」 「ヒャァ」 つま先から迫り上がるような 体験したことのない気持ちよさが 身体中を駆け巡り やがて... 泡が弾けるように収まった
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