第五章 恐竜の惑星

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 タケル達はメリッサの指さす方に目線を移した。カメラが近距離から遠距離へと、暗がりから明るみへと変わるように、ぼんやりしていたその姿は徐々に輪郭を顕わにし、タケル達の目の前にその雄大な姿を現した。 「こっ、これは・・・」  モーガンが思わず体を後ろにのけ反った。  そこには、天高くまで、くり抜かれたような広い空間に、青い光を四方一杯に解き放っている巨大な建造物の姿があった。
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