第五章 恐竜の惑星

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 ゲイス達と無事に再会を果たしたタケルは、その後も採掘現場を目指して砂漠を進んだ。  長い道のりも、それが出発地と目的地を結ぶ一本の線である以上、いつしかその終わりを遂げる。いつの間にか、踏み出す足が軽くなってきたかと思うと、足元を埋め尽くしていた砂は徐々にその姿を消し、険しい岩肌に取って代わられた。気が付けば、前方には砂の大平原に変わって、澄み切った青空が広がっていた。
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