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浪「おいおい、坊ちゃんの出る幕じゃないぜ?早く失せな」
浪士は刀を青年に向けると、青年は持っていた木刀で刀を弾き飛ばし腹に大きな刺激を与えた
無月(……へぇ、結構やるんだね)
?「っ!!えっと、だ、だ大丈夫ですか?」
青年は心配そうに無月に手を差し出し立たせた
無月「はい、大丈夫です。ありがとうございました。」
?「待ってください!えっと、名前教えていただけませんか!?」
無月はその場を立ち去ろうとしたが、青年に止められた
無月「名前を聞く時はまず、自分から。ですよね?」
?「すすすすすみません!!!僕は、沖田宗次郎と言います。近くの試衛館で剣の稽古をしています!」
無月(……この人が沖田総司…新撰組一番組組長になる人。)
無月「そうですか。私は、柏木無月と言います。では、ありがとうございました。」
無月は頭を下げ、沖田総司を見つけたので満足し、宿でも探そうとした時……ガシッと腕を掴まれた
沖田「お家はどこなんですか?送ります。」
無月「…大丈夫です。すぐそこなので」
沖田(…?最初の間はなんでしょう?)
沖田「では、そこまで送りますよ」
両者一向に引かない
無月「……………。」
沖田「もしかして、帰るところがないのですか?」
沖田は、恐る恐る聞いてみた
無月「はい。」
沖田「そうなんですね!!だったらうちに来ませんか!?近藤さんという人がやっているのですが、とても、優しいのできっと良いと思います!」
無月(確かにその方が動きやすいかもしれない。)
無月「では、お願いできますか?」
沖田「はい!もちろんです!では、行きましょう」
沖田は無月の手を掴んで歩いていった
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