第二章

2/3
前へ
/19ページ
次へ
沖田「すみません、無月さん!放っておいてしまって…」 あれから、沖田さんは時計がないから分からないけど、30分?位で戻ってきた 沖田「ここが、今日から、無月さんの部屋ですよ!」 和室で机があってちょうどいいくらいの部屋だった 無月「ありがとうございます。」 沖田「いえいえ!大丈夫です。僕は隣の部屋なので何かあったらすぐ呼んでくださいね!」 沖田さんは隣の部屋なのか… あれから何もすることがなく、夕餉を食べ、風呂に入り夜になった あんなに賑やかだったのに今ではもう寝静まっている。いつの時代でも月は綺麗なんだね… 無月「スゥ…♪袖丈が覚束ない夏の終わり 明け方の電車に揺られて思い出した 懐かしいあの風景♪ 」 歌:灰色と青 歌い終わると何か気配がすることに気がついた 沖田「その歌はなんですか?」 沖田は、静かに来て無月の横に座った 座らないで欲しいんだけど 無月「この歌は私の故郷の歌です」 沖田「そうなんですか…とても綺麗な歌ですね」 沖田さんは少し微笑んだ 無月「…そうですね」 沖田「もう寝てください…夜は体が冷えます」 無月「そうします。」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加