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だけど、わたくしはトマトが嫌い。黄色オレンジ紫と、色目を使って誘惑しようともトマト非購入計画に加担している身としては、その意見にはまるで賛成できない。
ではどうしたらいいかしら。納豆だけでいまから30年、健康を保てるのかしら。
年齢とともに老けていくのは仕方ないって思うけど。倒れて土に還るまでは、ただ生きているだけという「おばあちゃん、お元気ですね~」にはなりたくないの。う~ん、なんてお伝えすればいいのかしら。
これでもわたくし、昭和の時代にはビーナスと言われましたわ。平成の時代には美魔女なんて流行語も生まれたけれど、そう思ってくださって結構よ。じゃあ、次の時代はなんて呼ばれようかしら。うふふ。
認知症や病で倒れる前には棺桶に入りたいから予測であと30年と考えているわけだけれど。それまで30年あるわけだから、美しく終盤を迎えるわたくしにぴったりな呼び名を考えないと、「いつまでも元気な」とか「若作り」とか不愉快だから新語を考えたいの。
若さというものはね、見た目だけじゃないのよ。内側から湧き出るものなの。
いつまでも美味しいものを吸収したいですわ。
とにかく「おばあちゃん」と呼ばれるのはいやですわ!
ここで考えをチェンジさせましょう。
吸血鬼が血を吸えないからトマトジュースで飢えを誤魔化す。という昭和が生んだネタがありますよね。
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