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「ん?あ、えっと……ごめんなさい。どなた?
……ツムギ?あっ、津向くん!?うわーごめん、全然思い出せなかった。あ、いやいや、そういう意味じゃなくてね。ほら、中学以来だし……。
今?ああ、見ての通り。金曜日だしね。ぐびっとご褒美、なんてね。津向くんも飲みに来たの?……あ、ふらっと?分かる分かる。
ほら、隣来なよ。いーのいーの、どーせ嫉妬する彼氏もいないしさ」
「…………いやあ、ついつい話し込んじゃったね。時間大丈夫?
……あたし?だから言ったでしょー、嫉妬する彼氏もいないんだってばあ。なあに、津向くん?あたしを部屋に連れ込むつもりい?……あっそ。もう、そういう冷めたとこ、変わってないなあ。
……え?なあに、急に?……怖い話?あはは、それあたしに聞くう?てか、津向くんそういうのに興味あったっけ?
……小説?えっ、津向くん、小説書いてるのっ!?すっご!そっかぁ、そーいえば学校でも、作文とか凄かったもんね!
そのネタ集めね?うーん……何だろう、あたしそういうのあんまり興味ないからなあ」
「……あっ、でもね、一つちょっと気持ち悪いなって思った事はあったな」
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