終章 白狐

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木次家の中で 太った中年おやじと これまた太った狸が 戦ってる最中 木次家の庭目前にして地団駄踏んでる 白装束の青年が 「小賢しい真似をしおって 愚か者め」と なんとか 庭の中へ進入した青年 おお あの白狐の面をつけております そこへ 急を知って走ってきた 誠 糺所長 まさか 白狐の青年がいるとは思ってもいずに 驚くも 「これはぁ?」状況がしっくり来ないところへ 白狐青年が「貴様かぁこのような愚かな結界を張ったのはぁ 今すぐに解きやがれぇ」と怒鳴り付けられています 一方 家の中では投げ飛ばされた 中年おやじ いきなり 白眼を剥いては 体の皮が 一枚 脱ぎ捨てられていきます 「てめえ ただの呪物じゃねえのか? おっとぉ お嬢ちゃん この家の結界 解いてくれやぁ 術がこれじゃ 使えねえぞぉ」と言う 大狸の大ちゃんの言葉が 外にいる 誠所長にも聞こえて 「おお。。。大ちゃん 来てくれてたか。助かるぜ」と言うのを遮り  白狐青年が「早くせぇ 我も行かねば あやつ倒せぬぞぉ」 とまた怒鳴られた 所長 すぐそばで 白鷺嬢の式神がやられてるのを見ては 「そうかぁ しまったぁ こいつは見立て違い ホレ 結界解いたぞぉ」とでかい声を張り上げては すぐ横の白狐青年が 一匹の美しき白狐に変貌しては 家の中へ飛び込んで行きました
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