終章 白狐

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誠所長 自分も 式神を出しては 部屋の中の二人と 玄関近くで踞ってる 白鷺嬢を守護すべく 飛ばします そして 懐より 宝数珠を取り出しては  気を集約させて あの蛇人間へと 波動を放ちました 「しゃらくさいわぁ 貴様 人の分際で 神となったわしに攻撃してくるとは」と言っては やはり 大きな口を上下に開いて 毒気を吐きつけてきます が それを見た 白狐 部屋の中の真っ白に輝く狐火を その毒気にぶつけました ぷしゅー おお。。。蛇人間の毒気が 狐火によって浄化されていきます それを見ては 大狸の大ちゃん 「よっしゃぁ なら わしもじゃぁ」とばかり  再び 腹鼓を ボーーン ボーーン ボーーンと 立て続けに 打ち込みます 腹鼓の波動が 蛇人間へとぶつかって やつの動きを封じているうちに 白狐 狐火を そやつの頭上から お見舞いします さらに追い討ちをかける誠所長 札を取り出して やつの中心部である心臓部へと 飛びついて 貼り付けました うぎゃーーーーーー「おのれぇ 貴様らぁ この龍神の使いに何をしやがるぅーーーーー」と叫ぶも 蛇の皮が また一枚剥げていっては 中から 頬が痩けた あの中年おやじの顔が現れて来て 狐火が 蛇の皮を燃やして行き  所長の札の霊力が 巨大な青大将の正体と浅ましくも ストーカー気質で心身ともに乗っ取られた中年おやじを引き離します
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