終章 白狐

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倒れた中年おやじを見た 木次さん 「駅前のコンビニ店長じゃないのぉ」と驚きの声をあげます どうやら このおやじ コンビニで見かけた 木次さんにストーキングしていたようで 執拗に狙い定めていたところを その気質に惹かれた 蛇婬の精たる青大将に 見抜かれて 憑依されたようです しかし 白狐 大狸の大ちゃん そして 誠所長の連携で その皮を剥がされた コンビニおやじ  ただのストーカー野郎に戻ってしまうも この化けものの戦いに肝を冷やしたか 気を失ってしまいました それを見た 白狐 「この愚かなるものは人の罰を受けさせればよかろう あとは この蛇婬の精退治だな」と言えば 「おいおい 何仕切ってるんだよ お狐さんよぉ この大狸の大ちゃんに指図するねえ」と おいおい 何を仲間割れしそうになってるんだか? が そこで 誠 糺所長 「なんにせよ こいつぁ許せねえ輩だから 皆でやっつけちまおうよ ねえ」と仲裁っぽく言えば 「ふん 貴様がくだらん 結界など張るから手間取ってしまったではないか あとはキサマガやれ」と白狐が言えば 「そうよぉ なんで おいらをあんな技も持ってねえ 嬢ちゃんに渡してくれてんだよ 誠 あとはおまいがやれやぁ」と今度は 大ちゃんまで 誠所長に文句つけています それを聞いていた 青大将いきなり  再び 体全身から 毒気を放射して来ました それを見た 三名 「ったくぅ 往生際が悪い」と 皆 霊気を 弾丸にして 三発 一斉に 青大将に向けて 撃たれました バスーン ダカーーン 蛇婬の精たる青大将 木っ端微塵に跡形もなく消え去ってしまいました
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