1人が本棚に入れています
本棚に追加
最期が近づく。わたしの想いを20年後の彼に届くように、頼むことにした。読んでくれないかもしれない。だけれど、想いは伝えたい。この想いはわたしの気持ちなのだから。
「席替えの机運びは、わたしにはきつかったよ。でもね、あなたがいてくれたからちっとも辛くなかったの。席替えの度に運んでくれて嬉しかったなぁ。わたしはあなたが好きです。ずっとお見舞いに来てくれてありがとう。あなたが来るたびに、わたしは胸の高鳴りをずっと感じていました。でも、笑顔のままであなたを送りたくて、何も言えなかったです。わたしは、あなたに恋をしていました。あなたへの想いを、この手紙に綴り、想いを残します。ありがとう、好きだったよ」
最初のコメントを投稿しよう!