彼が待ってと言ったから…

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あれだけ好きだと言ってたのに 一生、好きだと言ってくれてたのに なぜか急に言わなくなった… どうして…と聞いてみたら 待ってと言われた… 待ってた… そのうち会話が減り連絡が減り笑顔が減り そのうち、いてもいなくてもいい存在になった きっと自分が待たなくなったら忘れられてしまう そんな気がした… もしかしたら、もう待ってる事も忘れられてるのかもしれない日々に心が無くなりそうになる 悲しいとか寂しいとかもなく あらがえばあらがうほどに 大きな溝を作られたような 手をのばしても届かない 走っても走っても追い付けなくて 息をきらせた自分を振り返る事なく 離れてくような 大きな分厚い壁のようなものを感じ もう叩いても壊せない ノックしても開かない 鍵のかかった扉… それでも待つ… あなたが待ってと言ったから…
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