第30話「邂逅！3人のゴーストライダー」

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ここ数日、街にはオカルトじみた"不可思議現象"が頻発していた。

曰く

ーーいきなり車が真っ二つに切断された。

曰く

ーー見えない何かが宝飾品を根こそぎ盗んでいった。

どう考えても人外の輩の仕業だが、誰もその姿を見た事がないという。

「まるで幽霊(ゴースト)の仕業だな」

ネット掲示板を見ながら呟いた俺の台詞に、魔窟の主人である女…影宮 哀奈はニヤニヤしている。

「やっくんが友達連れてきただけでも珍しいのにそんなこと言うなんて成長したのね(ニヤニヤ)」

「やめんか発情猫」

目線が勇騎と輝に向いている辺り質が悪い弄りなのは明白だ。

反論しようとしたのも束の間、神崎から連絡が入った。

どうやら俺達は、誰かが必ず事件の渦中にいるらしい。