第5章 都市伝説

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その後の空気は予想がつくだろう。 とても苦しくて重たい。 誰もが喋ろうとしない、ただ不気味なほどに明るい空が森の木々たちの間から覗き込んでいる。その光の中を歩く私たち。ある意味綺麗だが今はそれがとてつもなく不気味に感じるのだ。それは、今の佳音瑠がした話に怯えてるから、という証拠だろう。 「きゃーーーっ!」と佳音瑠が言った。 千里がだいていた猫の首が落ちたのだ。 そう、それは簡単にポロッと。佳音瑠は怯え、零はただ見てるだけ。そして千里はとい言うと、その光景は受け入れだけど悲しそうに儚そうに笑って拾いあげた。 そしてまた公園まで歩いていった。佳音瑠と零は怯えながらも千里の後に続いて歩いた。
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