一冊の本

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月曜日の朝、いつものように私は学校に向かっていた。 すると目の前にあの人が歩いているではないか! 「康太くん!」 「あ。渡部さん。久しぶり。」 あれ?このセリフって…。 私はこないだ書いた小説のままのセリフをいう。 「康太くん高校はどう?」 「楽しいよ。でも。俺は男子校だからな。女子との関わりとか全然なくてさ。」 私は少し焦っていた。それでもこないだの小説と同じセリフをいう。 「彼女欲しいの?」 「まぁ、人並みにはね。でも、俺好きな人いるし。」 「そうなんだ。」 私は少しの期待を抱いた。 「俺の好きな人。今目の前にいるよ。」 「え?」 「俺、渡部さんのことずっと好きだったの。」 私の期待は現実になった。 「私も、康太くんのこと好きだった。」 「俺たちの付き合わない?」 「うん!」 そして2人はキスをした。
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